特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の新しい器械,器具
Ⅲ.内視鏡
3)頭頸部領域での内視鏡
森 一功
1
,
村田 清高
1
,
千々和 圭一
2
,
梅野 博仁
2
1近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2久留米大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.91-97
発行日 2001年4月30日
Published Date 2001/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902353
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はじめに
頭頸部領域疾患の診断には,口腔,咽喉,頸部食道と気管の視診が不可欠である。その多くは,額帯鏡下での観察によりある程度は把握可能であるが,特に問題となる悪性腫瘍の早期発見や進展度の正確な診断には,やはり内視鏡での観察が不可欠となる1)。
現在,内視鏡と呼ばれるものは,直達鏡,光学的内視鏡,電子内視鏡の3つに大別される。これらはそれぞれ,解像度や明るさ,操作性などで近年格段に進歩してきている。
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