トピックス 口腔疾患の診断と治療
1.舌の解剖—加齢変化を中心に
中山 明仁
1
,
髙橋 廣臣
1
,
岡本 牧人
1
,
八尾 和雄
1
,
廣島 屋孝
1
,
伊藤 能成
1
1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.99-104
発行日 1997年2月20日
Published Date 1997/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901531
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はじめに
舌はわれわれの日常生活に重要な咀嚼,構音,嚥下,分泌,味覚などの多彩な機能に深く関与している。解剖学的には骨格筋の固まりを扁平上皮で包み,そして腺,脈管,神経組織などを中に散りばめた単純な構造として理解することができる。舌組織がどのようにしてその多彩でかつ複雑な機能にかかわるのか,また加齢によって舌組織にどのような変化が起こり,臨床上どういう影響がもたらされるのか,組織学的解析を通して検討した。
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