Current Article
喉頭機能検査の空気力学的側面
北嶋 和智
1
1滋賀医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.187-197
発行日 1996年3月20日
Published Date 1996/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901325
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
音声機能検査は表1に示すように分類できる。このうち空気力学的検査は,歴史も古く臨床的にも頻用されていると思われる。本論文では,この空気力学的検査の分野での著者らの研究を述べたい。
喉頭の機能の1つは,肺からの連続する呼気流を断続流に変換して声道の空気柱を震わせて音を発生することである。声帯の振動により声門の開閉が起こり,連続流が断続流になる。この空気の流れの性状を分析して喉頭の機能の評価をするわけである。
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.