連載 ケーススタディー めまい・難聴
ケーススタディー〔8〕
川城 信子
1
1国立小児病院耳鼻咽喉科
pp.788-791
発行日 1995年8月20日
Published Date 1995/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901196
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1.症例の呈示
症例 8歳9か月,女子,小学3年生
1)病歴
主訴:聴力障害
現病歴:平成5年4月学校の聴力検査のスクリーニングにて難聴の疑いを持たれた。1年生の時の聴力検査では難聴を指摘されなかった。発語の遅れはなく,家族は難聴に気づいていない。時々,耳鳴があり,先生の声が聞きづらいといった訴えがある。近医にて聴力検査の結果,両側感音性難聴を指摘され紹介され来院した。
また,学校の視力検査で視力不良を指摘された。
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