特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域 腫脹の診断
1.耳介・外耳道の腫脹
青柳 優
1
1山形大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.5-9
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901009
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はじめに
耳介と外耳道の腫脹・腫瘤をきたす主な疾患は,表1と表2のようにまとめることができる。診断は視診,触診により比較的容易なものが多く,随伴症状,合併症,病歴なども診断の助けになることが多いが,ときに表3にあげるような検査をしなければ診断できないこともある。それぞれの疾患についての詳細や画像診断などについては成書に譲り,ここでは視診,触診,病歴聴取時の要点について述べる。
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