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Jibi Inkoka, Tokeibu Geka Volume 66, Issue 1 （January 1994）

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 66巻1号（1994年1月発行）

Japanese English

医療ガイドライン

ヘリカルスキャンによる三次元CTの耳鼻咽喉科領域への臨床応用 Clinical Application of Three-dimensional CT with Helical Scan to Otolaryngological Lesions 酒井昇 ¹ , 米川博之 ¹ , 大橋正實 ² , 栗原秀雄 ¹ , 高木摂夫 ¹ , 西澤典子 ¹ , 小市健一 ¹ , 松村道哉 ¹ , 小橋真美子 ¹ , 依田明治 ¹ , 松島純一 ¹ , 犬山征夫 ¹ Noboru Sakai ¹ ¹北海道大学医学部耳鼻咽喉科学教室 ²耳鼻咽喉科麻生病院 ¹Department of Otolaryngology, Hokkaido University School of Medicine pp.59-63

発行日 1994年1月20日 Published Date 1994/1/20

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900865

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Abstract 文献概要
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　I．序論

　近年CTやMRIなどの画像診断は飛躍的な発展を遂げ，医学の各分野における診断で今や不可決のものとなっている。従来これらの画像は二次元表示であったが，最近コンピューター技術の進歩に伴い，CTを三次元表示することが可能となり，より客観性の高い情報が得られるようになった。しかし，これまでの三次元CTはスライス幅が大きく，大まかな立体像は描出できても耳科領域のような細かい部位の描出は困難であった。今回われわれは新しく開発された高性能のヘリカルスキャン法による三次元CT装置を使い，耳鼻咽喉科疾患診断の有用性を確認できたので文献的考察を加えて報告する。

Helical CT scan continuously rotates around apatient for a short time to produce precise three -dimensional images. This method was applied for evaluation of three ears, one maxillary sinus and one laryngeal lesion. The results of our study showed the clinical usefulness of three-dimensional images with helical CT scan in otolaryngological field.