特集 外来診療マニュアル—私はこうしている
II.外来治療の実際—私の処方
22.急性副鼻腔炎
野村 俊之
1
1相模原協同病院耳鼻咽喉科
pp.190-191
発行日 1991年11月5日
Published Date 1991/11/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900418
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概説
急性副鼻腔炎は,鼻腔の急性炎症から引き続き細菌感染となって起こる.また,口腔や歯牙の疾患の2次感染としても発症する.
副鼻腔からの検出菌では肺炎球菌,インフルエンザ菌,黄色ブドウ球菌,溶連菌が多く,歯性のものでは嫌気性菌も少なくない.
主な症状では鼻漏,後鼻漏,鼻閉,頬部・鼻根部・前頭部痛,眼痛,頭重感である.
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