特集 外来診療マニュアル—私はこうしている
II.外来治療の実際—私の処方
13.ステロイド依存性感音難聴
大内 利昭
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科
pp.162-163
発行日 1991年11月5日
Published Date 1991/11/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900409
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概説
一般に感音難聴の大部分は薬物療法に反応しないといわれているが,ステロイド依存性感音難聴は薬物療法に反応する数少ない感音難聴の1つである.その病態として自己免疫疾患あるいは免疫複合体病である可能性が示唆されており,ステロイドの投与量に対応して聴力変動を示すという特徴を有する.
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