特集 外来診療マニュアル—私はこうしている
I.症状の診かた・とらえ方—鑑別のポイントと対処法
6.めまい・平衡障害
八木 聰明
1
1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.26-28
発行日 1991年11月5日
Published Date 1991/11/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900369
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めまい・平衡障害を訴える患者を診る場合,めまいが現在起こっている,すなわち急性期であるかそうでないかによってその対処は当然異なってくる.また,急性期でない場合も,それがめまいの間歇期であるのか,持続的な状態,その場合は大部分がめまいであることよりも平衡障害であることの方が多いが,であるかによってもやはり対処の仕方が異なっている.したがって,ここではめまいの急性期,間歇期,さらに持続性のめまい・平衡障害に対する診かた・とらえ方について,それぞれ別個に述べる(表1).
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