トピックス 舌癌の治療
Stage Ⅰ,Ⅱ症例の治療
放射線治療を中心に
佐竹 文介
1
,
静 隆男
1
,
牧野 総太郎
1
,
松浦 鎮
1
1群馬県立がんセンター頭頸部
pp.599-603
発行日 1991年8月20日
Published Date 1991/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900323
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はじめに
舌癌の治療においては,舌の持っている構音,摂食などの社会生活に欠かせない機能のために機能保存を重視した治療が要求される。従来その役割が大きかった,舌癌治療における放射線治療,とりわけ組織内照射の持つ役割は再建外科の進歩した今日でも,依然重要であるかどうか,またどのように治療に取り込むべきかを検討した。
そこで群馬県立がんセンターにて治療が行われた204例の舌癌の治療を分析し,放射線組織内照射の役割を特にT1,T2の早期舌癌につき検討し,T1,T2舌癌における治療法の選択についての私見を述べる。
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