トピックス 舌癌の治療
Stage Ⅰ,Ⅱ症例の治療
レーザー手術および凍結手術
法貴 昭
1
1神戸海星病院耳鼻咽喉科
pp.593-598
発行日 1991年8月20日
Published Date 1991/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900322
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緒言
Stage Ⅰ,Ⅱの舌癌に対する治療として,放射線治療,観血的手術,レーザー手術,凍結手術,化学療法,ハイパーサーミア,マイクロ波手術等各種多様である。いずれの方法も長所,短所があり,絶対的方法はない。癌の治療なので腫瘍を消失させることが一番重要なことはいうまでもない。
これらの治療法は種々のエネルギーを用い,方法論的にも異なっているが,観点を変えて病巣を切除するか否かで分類すると,1)腫瘍を切除する方法として従来の観血的手術,CO2レーザーや接触型ヤグレーザーによる切除手術,2)病巣を切除しない方法として放射線治療,化学療法,凍結手術,ヤグレーザーによるハイパーサーミア,マイクロ波手術がある。
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