今月の主題 Digital時代の脳神経画像診断
内科医として知っておきたい画像診断法
【画像診断の基礎知識と進歩】
拡散テンソル tractgraphy
青木 茂樹
1
,
増谷 佳孝
1
,
阿部 修
1
1東京大学医学部附属病院放射線科
pp.394-397
発行日 2005年3月10日
Published Date 2005/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100054
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ポイント
MRIの拡散テンソル画像により,脳白質の方向および障害の程度が解析できる.
拡散テンソルtractographyでは,特定の白質路の描出が可能となる.
さらに,描出(抽出)した特定の白質路の障害の程度を定量的に評価できる.
錐体路などでは,梗塞の予後予想,脳腫瘍手術の際のナビゲーション上での描出など,臨床応用も始まっている.
種々の疾患において,従来の画像法で検出困難であった脳白質路の障害が検出可能となる.
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