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特集 顔面神経麻痺—治癒への10の鍵
《治療》
Bell麻痺の重症度とステロイド投与量のエビデンス
Disease severity and corticosteroid dosage in Bell's palsy
藤原 崇志
1
Takashi Fujiwara
1
1倉敷中央病院耳鼻咽喉科
キーワード:
Bell麻痺
,
特発性顔面神経麻痺
,
ステロイド全身投与
,
ステロイド大量療法
Keyword:
Bell麻痺
,
特発性顔面神経麻痺
,
ステロイド全身投与
,
ステロイド大量療法
pp.214-216
発行日 2024年3月20日
Published Date 2024/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203599
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POINT
●Bell麻痺に対してステロイド全身投与(プレドニゾロン60mg/日)が世界中で推奨・使用されている。
●日本のガイドラインは重症例にステロイド大量療法(プレドニゾロン120〜200mg/日)を弱く推奨している。
●Bell麻痺は数日かけて悪化し,ステロイドの用量は最も重症な時を目処に決定する。発症初日(まだ麻痺が進行中)に少量で投与すると,過少投与になるリスクがある。
●小児は成人に比して治癒率が高い。ステロイド全身投与でほぼ100%治癒が得られる。
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