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特集 めざせ! 一歩進んだ周術期管理
手術時に必須な確認事項
Surgical safety in otolaryngology
菊地 龍明
1
Tatsuaki Kikuchi
1
1横浜市立大学附属病院医療の質・安全管理部
キーワード:
誤認
,
遺残
,
手術部位マーキング
,
タイムアウト
,
カウント
,
情報共有
Keyword:
誤認
,
遺残
,
手術部位マーキング
,
タイムアウト
,
カウント
,
情報共有
pp.1110-1116
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203540
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POINT
●左右誤認手術のうち頭頸部手術の占める割合は大きい。手術部位マーキングは手術部位そのものか手術部位の近くに行い,覆布を掛けたあとも視認できることが重要である。
●タイムアウトでは,術者が述べた患者氏名や手術部位が正しいか,手術同意書と照合することが重要である。
●カウント間違いが起こりやすいため,X線造影糸入りガーゼを使用し,術後のX線確認を組み合わせて遺残の有無を判断する。
●術後引き継ぎでのブリーフィングは患者の予後を改善する。個別事例ごとに具体的な術後指示を行う。
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