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特集 真菌症—知っておきたい診療のポイント
《各種真菌症の病態・診断・治療》
非浸潤性副鼻腔真菌症
Noninvasive sinus mycosis
藤井 博則
1
,
橋本 誠
1
,
山下 裕司
1
Hironori Fujii
1
,
Makoto Hashimoto
1
,
Hiroshi Yamashita
1
1山口大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学分野
キーワード:
慢性副鼻腔炎
,
非浸潤性副鼻腔真菌症
,
画像検査
,
β-D-グルカン
,
真菌培養
Keyword:
慢性副鼻腔炎
,
非浸潤性副鼻腔真菌症
,
画像検査
,
β-D-グルカン
,
真菌培養
pp.602-606
発行日 2023年7月20日
Published Date 2023/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203434
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POINT
●副鼻腔真菌症は急性浸潤性,慢性浸潤性,慢性非浸潤性に分類される。
●非浸潤性副鼻腔真菌症は最も頻度が高いとされ,上顎洞に好発する。
●CTにて集簇性に微小石灰化を伴うこと,MRIのT2強調画像で無信号領域を伴うことが特徴である。
●外科的摘出により予後良好な疾患であるが,浸潤性副鼻腔真菌症との鑑別のため,摘出の際に副鼻腔粘膜の生検は必須である。
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