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特集 真菌症—知っておきたい診療のポイント
《各種真菌症の病態・診断・治療》
浸潤性副鼻腔真菌症
Invasive fungal rhinosinusitis
佐々木 崇暢
1
Takanobu Sasaki
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
キーワード:
浸潤性副鼻腔真菌症
,
免疫低下
,
アスペルギルス
,
内視鏡下鼻副鼻腔手術
,
抗真菌薬
Keyword:
浸潤性副鼻腔真菌症
,
免疫低下
,
アスペルギルス
,
内視鏡下鼻副鼻腔手術
,
抗真菌薬
pp.608-612
発行日 2023年7月20日
Published Date 2023/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203435
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POINT
●高齢化が進む本邦では,浸潤性副鼻腔真菌症の診療機会が増加している。
●浸潤性副鼻腔真菌症の診断は,患者背景,症状,検査所見から総合的に判断する必要がある。
●拡大手術が治療の第一選択だが,内視鏡下鼻副鼻腔手術・抗真菌薬の全身投与・免疫低下状態の是正により病勢のコントロールが可能となる。
●非手術例は予後不良因子であり,早期診断・治療のために可及的速やかな手術療法が推奨される。
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