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特集 神経の扱い方をマスターする—術中の確実な温存と再建
《神経再生と再建の最新トピックス》
神経再生誘導チューブ・人工神経の現在と将来
Nerve regeneration guidance tube・The present and future of artificial nerves
岡本 秀貴
1
,
武田 真輔
1
,
上用 祐士
1
,
服部 勇介
1
,
村上 英樹
1
,
川口 洋平
1
Hideki Okamoto
1
,
Shinsuke Takeda
1
,
Yuji Joyo
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科整形外科
キーワード:
人工神経
,
神経再生誘導チューブ
,
コラーゲン
,
顔面神経
,
歴史
Keyword:
人工神経
,
神経再生誘導チューブ
,
コラーゲン
,
顔面神経
,
歴史
pp.456-461
発行日 2023年5月20日
Published Date 2023/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203399
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POINT
●末梢神経欠損に対する自家神経移植では,ドナーとして神経を採取された部位の手術瘢痕や,支配領域に知覚障害を生じることが主な欠点として問題となっている。
●世界と日本における人工神経(神経再生誘導チューブ)開発の歴史について述べる。
●本邦で商品化されたナーブリッジ®とリナーブ®はどちらも優れた人工神経であり,術者の使いやすさ,移植する部位や欠損の大きさなどを考慮して使い分ければよい。
●ドナーサイトの問題が生じない利点を考えると,耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域に対する人工神経の有用性はあると思われる。
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