Japanese
English
特集 末梢神経の再建2021
人工神経の現状
Current Status of Artificial Nerves
岡本 秀貴
1
,
川口 洋平
1
,
上用 祐士
1
,
服部 勇介
1
,
村上 英樹
1
,
千田 博也
1
Hideki OKAMOTO
1
,
Yohei KAWAGUCHI
1
,
Yuji JOYO
1
,
Yusuke HATTORI
1
,
Hideki MURAKAMI
1
,
Hiroya SENDA
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nagoya City University Graduate School of Medical Science
キーワード:
人工神経
,
artificial nerve
,
コラーゲン
,
collagen
,
開発
,
development
,
歴史
,
history
Keyword:
人工神経
,
artificial nerve
,
コラーゲン
,
collagen
,
開発
,
development
,
歴史
,
history
pp.1335-1341
発行日 2021年11月25日
Published Date 2021/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202178
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従来,末梢神経欠損の治療には自家神経移植が行われてきた.採取部の知覚障害の問題やドナー供給量に限界があるため,1890年代からtubulizationによる末梢神経再建の研究が盛んに行われるようになった.その後の世界と本邦における人工神経開発の歴史と,本邦で使用可能なナーブリッジ®やリナーブ®という日本製人工神経の臨床成績について紹介する.ナーブリッジ®とリナーブ®はどちらも優れた人工神経であり,術者の使いやすさ,移植する部位や欠損の大きさなどを考慮して使い分ければよいと思われる.
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