増刊号 結果の読み方がよくわかる! 耳鼻咽喉科検査ガイド
Ⅳ.鼻・副鼻腔の検査
嗅覚検査
柴田 美雅
1,2
,
鈴木 秀明
2
1産業医科大学病院
2産業医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
基準嗅力検査
,
静脈性嗅覚検査
,
気導性嗅覚障害
,
嗅神経性嗅覚障害
,
神経変性疾患
Keyword:
基準嗅力検査
,
静脈性嗅覚検査
,
気導性嗅覚障害
,
嗅神経性嗅覚障害
,
神経変性疾患
pp.148-152
発行日 2022年4月30日
Published Date 2022/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202998
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POINT
◆静脈性嗅覚検査およびT & Tオルファクトメーター®を用いた基準嗅力検査は日本独自の検査法で,世界的に統一された嗅覚検査法はない.
◆静脈性嗅覚検査で無反応でも治療により改善する症例もあるため,最初からあきらめずに積極的に治療を行うことが重要である.
◆基準嗅力検査で検知域値と認知域値に乖離がある場合は,神経変性疾患(アルツハイマー病,レビー小体型認知症,パーキンソン病など)の前駆症状の可能性がある.
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