Japanese
English
特集 嗅覚診療最前線
《疾患別 病態・診断・治療のポイント》
コロナ罹患後嗅覚障害
Post-COVID-19 olfactory dysfunction
上村 佐和
1
,
平野 康次郎
1
Sawa Kamimura
1
,
Kojiro Hirano
1
1昭和大学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科学講座
キーワード:
コロナ罹患後嗅覚障害
,
SARS-CoV-2
,
嗅裂炎
,
嗅神経性嗅覚障害
,
異嗅症
Keyword:
コロナ罹患後嗅覚障害
,
SARS-CoV-2
,
嗅裂炎
,
嗅神経性嗅覚障害
,
異嗅症
pp.738-743
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203776
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POINT
●コロナ罹患後嗅覚障害の多くは気導性嗅覚障害であり早期に回復するが,嗅神経性嗅覚障害となり難治化する症例,異嗅症となる症例が臨床的に問題となる。
●患者の病態を考え,適切なタイミングに適切な治療を行う必要がある。
●COVID-19による嗅神経性嗅覚障害の治療方法としては嗅覚刺激療法,当帰芍薬散,ビタミンB12製剤,亜鉛製剤などが使用されている。
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