増刊号 術前画像と術中解剖—カンファレンスで突っ込まれないための知識〔特別付録Web動画〕
3.咽頭・喉頭領域
音声障害に対する手術
福原 隆宏
1
1鳥取大学医学部感覚運動医学講座耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
キーワード:
声帯病変
,
反回神経麻痺
,
痙攣性発声障害
,
喉頭微細手術
,
甲状軟骨形成術
,
披裂軟骨内転術
Keyword:
声帯病変
,
反回神経麻痺
,
痙攣性発声障害
,
喉頭微細手術
,
甲状軟骨形成術
,
披裂軟骨内転術
pp.180-187
発行日 2021年4月30日
Published Date 2021/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202691
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Point
●声帯病変による音声障害に対する手術(喉頭微細手術)
・喉頭ストロボスコピーで声帯粘膜振動を評価する.
・高画質ファイバースコープで術中観察をする.
・術中所見で術式選択をする.
●反回神経麻痺による音声障害に対する手術(甲状軟骨形成術Ⅰ型,披裂軟骨内転術)
・原因検索と披裂部の受動運動の有無を確認する.
・3D-CTを活用して術式の決定をする.
・CTや超音波検査装置によって披裂軟骨の位置予測を行う.
●痙攣性発声障害による音声障害に対する手術(甲状軟骨形成術Ⅱ型)
・術前診断が難しい(鑑別疾患に注意).
・高音発声時に症状が軽快する.
・音声治療が無効である.
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年4月)。
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