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特集 カラーアトラス 基本から学ぶ病理組織の見方
《疾患各論:病理レポートを理解するためのポイント》
リンパ腫関連疾患—びまん性大細胞型B細胞リンパ腫/濾胞性リンパ腫/MALTリンパ腫/ホジキンリンパ腫/末梢T細胞リンパ腫/NK/T細胞リンパ腫,鼻型など
Lymphoma and related diseases
吉野 正
1
Tadashi Yoshino
1
1岡山大学大学院第二病理
キーワード:
リンパ腫
,
鑑別診断
,
針生検
Keyword:
リンパ腫
,
鑑別診断
,
針生検
pp.250-255
発行日 2021年3月20日
Published Date 2021/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202638
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POINT
●リンパ腫は明らかに増加しており,40年前に比べて罹患数が7倍となり,悪性腫瘍中第8位になった。特に濾胞性リンパ腫は同期間で患者数が28倍にもなっている。
●リンパ腫が疑われても真のリンパ腫は7割程度であり,非リンパ腫例,特に悪性腫瘍性疾患をしっかりと鑑別する必要がある。
●針生検は有力な検査方法であるが,全体像が把握できない場合がしばしばあり,その限界を知るべきである。また,複数個採取してフローサイトメトリーなどのデータを得ることは,正確な診断が得られる可能性を明らかに増加させる。
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