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特集 新型コロナウイルス感染症—備え,守り,治す
《耳鼻咽喉科診療における対応,注意点—①外来》
患者トリアージ,診察室と個人防護具,問診のポイント
COVID-19 triage, examination room and personal protective equipment, points of history-taking
木村 百合香
1
Yurika Kimura
1
1荏原病院耳鼻咽喉科
キーワード:
COVID-19
,
患者トリアージ
,
個人防護具
Keyword:
COVID-19
,
患者トリアージ
,
個人防護具
pp.117-122
発行日 2021年2月20日
Published Date 2021/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202608
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POINT
●COVID-19の診療において,上気道感染症の専門家である耳鼻咽喉科医がプライマリケアの場で果たすべき責務は大きい。
●感冒症状や嗅覚障害・味覚障害のある患者をトリアージし,適切な感染防御策を講じたうえで診察する。感染が強く疑われる患者や,重症化リスクがある患者の場合は,病原体検査の施行,あるいは近隣の「診療・検査医療機関」と連携する。
●耳鼻咽喉科診察室では,処置などにより咳やくしゃみが誘発される可能性があり,飛沫感染・接触感染に対する環境整備のほか,エアロゾルを介した感染への対策も必要である。
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