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特集 新型コロナウイルス感染症—備え,守り,治す
《耳鼻咽喉科医に必要な基礎知識》
重症度に応じた治療方法の概要と今後の展望
Pharmacologic treatment option for Coronavirus Disease 2019(COVID-19)and future prospects
海老澤 馨
1
,
岩田 健太郎
1
Kei Ebisawa
1
,
Kentaro Iwata
1
1神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野
キーワード:
COVID-19
,
SARS-CoV-2
,
Remdesivir
,
Favipiravir
,
Vaccine
Keyword:
COVID-19
,
SARS-CoV-2
,
Remdesivir
,
Favipiravir
,
Vaccine
pp.112-116
発行日 2021年2月20日
Published Date 2021/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202607
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POINT
●COVID-19の病態はウイルスの活動と宿主の免疫反応に大別される。
●抗ウイルス薬,抗炎症薬といった治療方法はある程度型が定まりつつあるが,明確な治療効果を示す治療法は確立していない。
●ワクチン開発は急速な進歩を遂げており希望はあるが,過度な期待はするべきではない。
●重症化を防ぐことが今後の薬物療法の課題である。
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