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特集 好酸球性副鼻腔炎up-to-date—病態解明と最適な治療をめざして
《保存治療》
抗体療法への期待と今後の課題
Expectations and future potential of dupilumab in the treatment of chronic rhinosinusitis
太田 伸男
1
Nobuo Ohta
1
1東北医科薬科大学医学部耳鼻咽喉科学
キーワード:
好酸球性副鼻腔炎
,
抗体療法
,
デュピルマブ
Keyword:
好酸球性副鼻腔炎
,
抗体療法
,
デュピルマブ
pp.34-39
発行日 2021年1月20日
Published Date 2021/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202590
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POINT
●近年,生物学的製剤であるデュピルマブが開発され,2型炎症反応により引き起こされる好酸球性副鼻腔炎の症状を抑える効果が期待されている。
●臨床試験では,デュピルマブ群はプラセボ群に比して統計学的に有意な有効性が認められたが,有害事象が生じる可能性についても十分に留意する必要がある。
●今後の課題として,自己注射の取り扱いや医療費助成制度などについても理解を深めることが重要である。
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