Japanese
English
特集 好酸球性副鼻腔炎up-to-date—病態解明と最適な治療をめざして
《病態》
好酸球性副鼻腔炎の環境的要因—マイクロバイオームについて
Microbiome of eosinophilic chronic rhinosinusitis(ECRS)
木戸口 正典
1
Masanori Kidoguchi
1
1福井大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
慢性副鼻腔炎
,
好酸球性副鼻腔炎
,
マイクロバイオーム
,
黄色ブドウ球菌
Keyword:
慢性副鼻腔炎
,
好酸球性副鼻腔炎
,
マイクロバイオーム
,
黄色ブドウ球菌
pp.13-17
発行日 2021年1月20日
Published Date 2021/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202585
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POINT
●慢性副鼻腔炎など多因子疾患の環境的要因の1つに,ヒトと共存する微生物叢(マイクロバイオーム)が存在する。
●慢性副鼻腔炎のうち,好酸球性副鼻腔炎と非好酸球性副鼻腔炎は異なるマイクロバイオームである。
●好酸球性副鼻腔炎では細菌叢のバランス異常(dysbiosis)をきたしている。
●黄色ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌エンテロトキシンは慢性副鼻腔炎の病態に関与している可能性がある。
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