増刊号 フローチャートと検査一覧で ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療
3.口腔・咽喉頭編
呼吸困難—急性喉頭蓋炎,急性扁桃炎,扁桃周囲膿瘍,深頸部膿瘍,突発性血管性浮腫,再発性多発軟骨炎,喉頭内損傷,気管狭窄,喉頭気管異物,口腔アレルギー症候群,ポリープ様声帯
岩田 義弘
1
,
楯谷 一郎
1
1藤田医科大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
扁桃周囲膿瘍
,
深頸部膿瘍
,
突発性血管性浮腫
,
再発性多発軟骨炎
,
声門下狭窄
Keyword:
扁桃周囲膿瘍
,
深頸部膿瘍
,
突発性血管性浮腫
,
再発性多発軟骨炎
,
声門下狭窄
pp.186-196
発行日 2020年4月30日
Published Date 2020/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202385
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ここを押さえておこう
●急速または準緊急的に進行する呼吸困難の症例を鑑別する.
●原因は感染症,免疫性疾患,異物など多岐にわたる.
●呼吸困難と同時にみられる疼痛の部位や強さの進行程度を把握しながら狭窄部位:原因を判断する.
●バイタルサインのモニターを行い,気道確保のタイミングを誤らないようにする.
●炎症を主体とする疾患を中心に考えた場合,疼痛を生じる場合が多く,疼痛の発生時期と呼吸困難の発症時期が治療選択の基準となる.
●咽頭の所見と疼痛の程度の比較が重要である.
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