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特集 補聴器と人工聴覚器の最前線2020
《最新モデルの新機能》
補聴器と耳鳴
Hearing aids and tinnitus
加藤 匠子
1
Shoko Kato
1
1大阪市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉病態学
pp.18-22
発行日 2020年1月20日
Published Date 2020/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202272
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POINT
●耳鳴には難聴を伴うことが多く,補聴器は音響療法の一つとして「耳鳴診療ガイドライン2019年版」で強く推奨されている。
●補聴機能,ノイズなどの治療音は,ともに出力や調整可能な周波数が高くなることで適用範囲が広がりつつある。
●スマートフォンなどの周辺機器との連動やAI機能などの搭載により,患者の自己調整の自由度や補聴器自体の自立性が増していく方向にある。
●特にスマートフォンとの連動によって,使用可能な治療音の範囲が広がった。
●耳鳴治療の観点からは,それらの新機能の長所と短所をよく知って,さらに十分なカウンセリングのもとに活用することが必要である。
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