特集 補聴器と人工聴覚器の最前線2020
扉
小川 郁
1
1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.7
発行日 2020年1月20日
Published Date 2020/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202269
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超高齢社会を迎えて補聴器と人工聴覚器を取り巻く環境も大きく変化してきている。電子技術の目覚ましい進歩やIoT,AI,そして新しい通信法としての5Gの導入など,これから補聴器と人工聴覚器の活用法やフィッティング法なども大きく姿を変えることになると予測される。
本特集「補聴器と人工聴覚器の最前線2020」では,≪最新モデルの新機能≫として,スタンダードな補聴器,わが国発の新しいコンセプトの補聴器である軟骨伝導型補聴器,耳鳴制御のための補聴器,人工中耳,そして人工内耳に関する最新情報を紹介していただき,次に≪有効活用するためのポイント≫として,日本における補聴器の現状と医療費控除制度,補聴器と人工聴覚器の適応の接点,補聴器と人工聴覚器の両耳装用の効果,補聴器適合検査の実際,そして人工聴覚器のフィッティング・マッピングについての最前線をそれぞれの分野のエキスパートの先生方に解説していただくことにした。
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