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特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで
耳管狭窄症の病態と診断
Pathological condition and diagnosis of tubal stenosis
吉田 晴郎
1
,
髙橋 晴雄
2
Haruo Yoshida
1
,
Haruo Takahashi
2
1長崎医療センター耳鼻咽喉科
2長崎みなとメディカルセンター耳鼻咽喉科
pp.636-640
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202141
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POINT
●耳管開放症と類似する臨床所見を呈することがあるため,鑑別を慎重に行う必要がある。
●原因としては,小児(低年齢)以外の理由としては上気道炎や鼻副鼻腔炎(アレルギー性鼻炎を含む)によるものが多い。
●耳管狭窄症を呈する疾患であっても,耳管が開放状態の場合もある。
●正しい診断のためには,問診,鼓膜所見,耳管機能検査,聴覚検査などの結果を総合的に判断することが重要である。
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