特集 耳鼻咽喉科診療の経験と批判
耳管炎(耳管狭窄)についての一つの課題
西端 驥一
pp.733-735
発行日 1970年10月20日
Published Date 1970/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207525
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耳管炎については耳管の解剖生理,耳管疾患の成因から治療に至るまで巨細にわたつて広範な研究が学界でなされている。ことに岡山大学の高原教室が力を入れて昭和26年(1951年)には宿題報告になつた。
ところが臨床医の立場からみると,何か物足りないものを感じる。何か空白らしいものを覚える。盲点といつたら大げさであろうが氷山におけるクレパスのようなものを感じるのである。
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