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特集 知っておきたい遺伝学的検査と遺伝外来ABC
遺伝情報の取り扱い
Management of genetic information
石川 浩太郎
1
Kotaro Ishikawa
1
1国立障害者リハビリテーションセンター病院耳鼻咽喉科
pp.616-621
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201776
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Point
●遺伝情報は,臨床的にも社会的にも究極の個人情報として取り扱う必要がある。
●遺伝学的検査実施前には,インフォームド・コンセントが必須である。
●遺伝学的検査実施時には,同時に複数名の検者から採血する可能性があるため,取り違いがないよう十分注意する。
●採取した検体には個人情報を除き,番号のみをふって匿名化する。また検体番号と個人との対応表を作成し,施錠できる場所に保管するなど厳重に管理する。
●遺伝カウンセリングに際しては,患者・家族が遺伝学的検査の結果を理解できるよう,気持ちに寄り添いながら,時間をかけて丁寧に説明する。
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