Japanese
English
特集 顔面神経麻痺—新たな展開
顔面神経麻痺の診断
Diagnosis of facial palsy
江崎 伸一
1
,
村上 信五
1
Shinichi Esaki
1
,
Shingo Murakami
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.456-460
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201009
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POINT
●中枢性顔面神経麻痺では前頭筋の麻痺を認めない。
●末梢性顔面神経麻痺はBell麻痺とHunt症候群が約2/3を占める。
●耳介,耳内だけでなく口腔・咽頭にも生じることがあるので,注意深く観察することが重要である。
●進行性,治療抵抗性,反復性の顔面神経麻痺は腫瘍性麻痺を疑う。
●ガドリニウム造影MRIはBell麻痺やHunt症候群と他の麻痺との鑑別に有用である。
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