Japanese
English
特集 伝えたい レジェンドによる耳科診療の極意
顔面神経麻痺
Key points for treatment of facial nerve paralysis
村上 信五
1
Shingo Murakami
1
1名古屋市立大学
キーワード:
顔面神経麻痺診療
,
極意
,
予後診断
,
薬物治療
,
顔面神経減荷術
Keyword:
顔面神経麻痺診療
,
極意
,
予後診断
,
薬物治療
,
顔面神経減荷術
pp.838-843
発行日 2024年9月20日
Published Date 2024/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203798
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POINT
●麻痺の予後を早期に診断して患者に説明すると同時にカルテに記載し,診断能力を鍛える。
●高度麻痺でも強閉眼で下眼瞼がピクピク動いたり,イーと言ったときにほうれい線が微妙に動く症例の予後は良好である。
●麻痺の予後は電気診断(ENoG)を神格化せず,柳原法やアブミ骨筋反射をあわせて総合的に判断する。
●高度麻痺で耳痛が強く,味覚障害を訴えるBell麻痺はHunt症候群に準じて治療する。
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