増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル
6.好酸球関連疾患
線維素性唾液管炎
吉原 俊雄
1
1東京女子医科大学耳鼻咽喉科
pp.218-219
発行日 2016年4月30日
Published Date 2016/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200944
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処方のPoint
・セレスタミン®の漫然とした長期投与は避けたい。
・ステロイドの局所注入の効果がみられた場合も,複数回の注入間隔が,施行ごとに延長していくことが望ましい。
・症例によって症状の重症度がかなり違うので,個別の対応が必要である。軽症のものは,症状が発現したときのみ頓用の内服をするだけで十分である。さらにマッサージで唾液の排出を促すことも有用である。中等〜重症例では瘙痒感や整容的に問題となるような腺腫脹と圧迫感がみられる。
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