Japanese
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特集 嚥下障害の完全マスター
嚥下の病態生理
Pathophysiology of swallowing
今泉 光雅
1
,
大森 孝一
1
Mitsuyoshi Imaizumi
1
,
Koichi Omori
1
1福島県立医科大学医学部耳鼻咽喉科学講座
pp.276-282
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200863
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POINT
●嚥下は,先行(認知)期,準備期,口腔期,咽頭期,食道期に分類され,誤嚥に直接関与する喉頭の役割は大きい。そのため,多職種によるチーム医療において耳鼻咽喉科医が積極的に貢献すべき領域と考えられる。
●摂食・嚥下運動にはさまざまな器官や,神経,筋肉が関与しているため,嚥下の病態生理の理解には,基本的な解剖や生理の知識が必要である。
●嚥下運動の中枢調節機構の解明など,さらなる研究が望まれる分野である。
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