Japanese
English
特集① 良性発作性頭位めまい症Update
後半規管型BPPVの診断と治療
Diagnosis and treatment of posterior canal BPPV
飯田 政弘
1
Masahiro Iida
1
1東海大学医学部耳鼻咽喉科
pp.998-1003
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200048
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POINT
●後半規管型BPPVは良性発作性頭位めまい症のうち最も多い病態である。
●浮遊耳石の消失や消退によって軽快・治癒する予後良好な疾患でもあるが,長期化,再発する難治性BPPVも存在する。
●特定の頭位変化で誘発される回転性めまいで,回転性要素の強い潜時がある頭位眼振を呈する。めまい頭位を反復することで眼振は軽快または消失する傾向にある。
●理学療法として頭位治療が急性期めまい発作時に施行され,非特異的運動療法が再発予防として施行される。
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