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特集② 知っておきたい神経内科の知識―専門医の診方・治し方
アルツハイマー病
Alzheimer disease
池田 篤平
1
,
山田 正仁
2
Tokuhei Ikeda
1
,
Masahito Yamada
2
1独立行政法人国立病院機構医王病院神経内科
2金沢大学大学院医学系研究科脳医科学専攻脳病態医学講座老化・神経病態学(神経内科学)
pp.426-431
発行日 2013年5月20日
Published Date 2013/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102528
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POINT
●患者の日常生活上の障害を知るために,家族(同居者)同伴で受診していただき,的確な病歴把握,診察を行う。
●検査では,ほかの認知症を呈する疾患の除外とアルツハイマー病らしい所見のチェックを行う。
●認知機能の改善効果を有する治療薬(症状改善薬)が複数発売されており,それぞれの特徴から使い分けを行う。
●認知症の行動心理症状(BPSD)に対しては,家庭環境の調整などケアを中心とし,興奮が強いときのみ注意して抗精神病薬などを使用する。
●アミロイドカスケード仮説が広く受け入れられており,この過程に焦点を置いた根本的治療法(疾患修飾薬)が開発されつつある。
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