特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方
Ⅵ 術中・術後の急変への対応法
■術後編
副鼻腔手術後の髄液漏
池田 勝久
1
1順天堂大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.336-338
発行日 2013年4月30日
Published Date 2013/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102504
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Point
◆医原性の鼻性髄液漏は高度な病変と再手術症例において,篩板側壁の損傷によって生じることが多い。
◆鼻性髄液漏を示唆する術後の症状や徴候は,激しい頭痛,嘔気や嘔吐の持続,精神状態の異常や視力異常などである。
◆副鼻腔手術による医原性鼻性髄液漏は,保存的治療に抵抗する場合には積極的に内視鏡下鼻内手術での修復を試みる。
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