特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方
Ⅲ 夜間・救急外来での疾患鑑別法
顔面神経麻痺
池田 稔
1
,
岸 博行
1
1日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.96-100
発行日 2013年4月30日
Published Date 2013/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102457
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Point
◆原因の診断:Bell麻痺,Hunt症候群,外傷,中耳炎,腫瘍,脳血管障害など。
◆麻痺の経過:発症して何日経過しているのか。急性期なのか。進行性なのか。
◆麻痺の程度の評価:麻痺は完全麻痺なのか不完全麻痺なのか。
◆神経障害程度の評価:急性期の高度麻痺例にはENoGやNETで顔面神経の障害程度を把握し,治療法を選択する。
◆入院治療や高次医療機関への搬送が必要な例がある。
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