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内リンパ水腫形成とその臨床像に関する研究
Studies of a possible mechanism underlying the formation of endolymphatic hydrops and its clinical pictures
柿木 章伸
1
,
竹田 泰三
2
Akinobu Kakigi
1
1高知大学医学部耳鼻咽喉科
2西宮市立中央病院耳鼻咽喉科
pp.467-472
発行日 2009年6月20日
Published Date 2009/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101452
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Ⅰ はじめに
メニエール病の病理組織学的特徴が内リンパ水腫であることを初めて報告したのは1938年,山川1)である。同年にHallpikeら2)も同様の報告を行っており,以来メニエール病の病態が内リンパ水腫であることは広く受け入れられている。この内リンパ水腫がどのように形成され内耳障害が発生するかに関して,これまでわれわれが行ってきた研究を中心に紹介する。
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