Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
経上顎洞法で摘出した翼口蓋窩三叉神経鞘腫
Trans-maxillary approach to a trigeminal neurinoma in the pterygopalatine fossa
千年 俊一
1
,
坂本 菊男
1
,
津田 幸夫
1
,
中島 格
1
Shunichi Chitose
1
1久留米大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
pp.196-198
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101214
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患者:27歳,女性
主訴:左頰部のしびれ
既往歴:1998年,右尺骨神経鞘腫摘出術
現病歴:2006年3月頃より左上口唇から左上歯肉にかけてしびれ感を自覚した。近医の歯科を受診し,左上齲歯を抜歯したが改善しなかった。その後,症状は徐々に増強するため,近医の内科でMRI検査を行ったところ左上顎洞付近の異常陰影を指摘された。精査と加療を目的に2006年10月中旬,当科を紹介され受診した。
初診時現症:左三叉神経第2枝領域の顔面知覚低下以外は,耳鼻咽喉科領域に異常所見は認めなかった。
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