特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の機能検査―何がどこまでわかるか―
V.めまい検査
4.眼球運動検査 ②非注視下での検査(フレンツェル眼鏡,赤外線CCDカメラ)
重野 浩一郎
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 病態解析・制御学講座
pp.127-135
発行日 2003年4月30日
Published Date 2003/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100986
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.はじめに
めまい患者へのプライマリーケアとして,適切な問診と眼振の観察は特に重要な項目である。特に,強いめまいや嘔吐を主訴として搬送されてきた患者に対して,患者への負担を考慮すると,ベッドサイドでの機能検査は一般神経学的検査と眼球運動検査(注視眼振検査と非注視下での検査など)に限られる。
本稿では,フレンツェル眼鏡および赤外線CCDカメラによる非注視下での眼球運動検査について解説する。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.