Japanese
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特集 いびきの治療
4.舌根正中切除術あるいは舌扁桃切除術
4.Midline Glossectomy and Lingual Tonsillectomy
鈴木 賢二
1
Kenji Suzuki
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院耳鼻咽喉科学教室
pp.621-625
発行日 2003年8月20日
Published Date 2003/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100923
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I.はじめに
睡眠時無呼吸症候群で手術療法の適応となるのは閉塞型あるいは一部の混合型の睡眠呼吸障害症例である。それらのうち,その閉塞部位が舌根部にあるものに対しては,舌前方移動術,舌扁桃切除術あるいはレーザー舌根正中切除術(laser midline glossectomy:LMG,midline glossectomy:MLG)が用いられている。
本稿では,いわゆるレーザー舌根正中切除術の適応と有用性につき,これまでにわれわれが経験した症例と文献的に報告されている成績を検討し,さらに最近われわれが先端ブレードの形状を改善し,汎用している超音波凝固切開装置を用いた舌扁桃切除術についてその詳細を述べる。
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