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中耳真珠腫の再発防止に対する乳突腔充塡術の有用性―真珠腫の再形成症例に対する施行経験
Usefulness of mastoid obliteration technique to prevent the recurrence of middle ear cholesteatoma: Postoperative results of recurrent cholesteatoma
池田 稔
1
,
鴫原 俊太郎
1
,
野村 泰之
1
Minoru Ikeda
1
1日本大学医学部耳鼻咽喉科
pp.105-112
発行日 2007年2月20日
Published Date 2007/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100821
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Ⅰ 中耳真珠腫に対する術式
われわれは中耳真珠腫の再発を防止する術式として乳突腔充塡術を行っており,その有用性について述べる。
中耳真珠腫に対する鼓室形成術の術式には表1に示すように,いくつかのものがある1)。乳突洞の開放が必要となる例では,外耳道後壁の処理法により,『外耳道後壁保存型鼓室形成術(canal wall up tympanoplasty)』と『外耳道後壁削除型鼓室形成術(canal wall down tympanoplasty)』があり,それらの術式にはそれぞれ利点と欠点がある。
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