Japanese
English
症候群事典 M
May-White syndrome
May-White syndrome
渡邉 暢浩
1
,
村上 信五
1
1名古屋市立大学医学部耳鼻咽喉科
pp.175-176
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100398
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定義・概念
1968年,MayとWhiteが遺伝性,進行性の難聴,ミオクローヌス,運動失調をきたした一家系を初めて報告し,彼らにちなんで名付けられた症候群である1)。当時病因については明らかでなかったが,その後,ミトコンドリア異常による進行性ミオクローヌスてんかんとしてmyoclonus epilepsy with ragged-red fibers(MERRF)という概念が確立され,本症候群との重複の可能性が指摘されるようになり,Vaamondeら2)により実証された。
ただし,彼らの報告後に,ミトコンドリア病の一型であることが明らかとなったためMay-White症候群の名称は用いられなくなっている。
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