Japanese
English
特集 耳管機能検査
2.耳管機能検査法とその解釈
2. Interpretation of tubal function test
金子 明弘
1
,
山下 敏夫
1
Akihiro Kaneko
1
1関西医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.891-897
発行日 2005年11月20日
Published Date 2005/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100214
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.はじめに
中耳機能を正常に維持するうえで,耳管は重要な役目を果たしている。その大きな機能として,換気能と排泄能がある。古くからそれらを検査する方法が考案されてきたが,現在では,そのいくつかは保険診療として認められ,検査機器も市販されている。この耳管機能検査装置で行える耳管機能検査は,耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法があり,また一部の機種では耳管通気度検査が行える。本稿では,日常診療においてよく行われる耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法検査法の原理や,特徴,問題点についてまとめてみる。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.