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特集 耳管診療の手引き—基本から最新治療まで
最新の耳管機能検査と結果解釈のコツ
The examination and interpretation of the results of Eustachian tube function
菊地 俊晶
1
Toshiaki Kikuchi
1
1仙台医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.626-629
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202139
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POINT
●耳管開放症診断基準案の歴史,変遷を知る。
●耳管機能検査のTTAG法は鼓膜の呼吸性動揺を反映し,鼓膜穿孔があっても評価可能である。
●耳管機能検査の音響法(sonotubometry)は偽陽性が多く,注意が必要である。開放プラトー型と提示音圧100dB未満は耳管開放症に特異性が高い。
●臥位や前屈などの体位変化で耳症状が改善すれば,耳管開放症「疑い例」となる。
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