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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京
学術展示
自己閉鎖創無縫合白内障手術における生理的組織接着剤の使用経験
Evaluation of biological fibrin glue in self-sealing sutureless cataract surgery
久納 岳朗
1
,
弓山 あづさ
1
,
秋山 貴紀
1
,
重光 利朗
1
,
馬嶋 慶直
1
Takeo Kunou
1
,
Azusa Yumiyama
1
,
Takanori Akiyama
1
,
Toshirou Shigemitsu
1
,
Yoshinao Majima
1
1藤田保健衛生大学眼科学教室
pp.1128-1130
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908671
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緒言 近年,超音波水晶体乳化吸引術の発展,安全性の確立から自己閉鎖創無縫合白内障手術が行われるようになり,良好な臨床成績が報告されている1)。しかし術後早期における切開創の強度についてはいまだ不安が残ると考える者もいる。また,創口からの眼内感染の報告もある2)。今回筆者らは,眼内毒性試験ならびに病理組織学的検索,および創口の引っ張り強さ試験での基礎実験3,4)において,その安全性,有効性が認められた生理的組織接着剤(ベリプラスト®P,ベーリングベルケ社製)を自己閉鎖創無縫合白内障手術の切開創に使用し,その術後臨床経過を未使用群と比較検討し若干の知見を得たのでここに報告する。
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