連載 螢光読影シリーズ・1【新連載】
網膜色素線条と黄斑変性
横地 圭一
pp.158-160
発行日 1978年1月15日
Published Date 1978/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207574
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T.H.まず症例の説明をします。49歳の男子(S.H.52−5436)で生来健康でしたがひと月半前から新聞の字が曲つてみえ,ひと月前に起床時全体がクシャクシャ見えた,と申しています。実は15年前に今回の左眼と同じような出来ごとがあり,視力障害がそれ以来残つています。ひと月半前の変視症出現以来中心性網膜炎の疑いということでザルブロなどの治療を受けていますが,今回紹介されて当科へまいりました。
右眼視力0.03,左眼視力0.07でいずれも矯正不能です。眼圧は右左それぞれ15と12mmHg,前眼部,透光体に異常ありません。
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